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Posted by BARNEY*Denby

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定義よりも大切なことは

ちょうど1か月ほど前でしょうか、
熊本地震でたくさんの方々が避難している中、
ネット上ではしっぽたちの避難に関して
ちょっとした論争(?)が巻き起こっていました。

「同行避難」と「同伴避難」の違いや定義をめぐる色々。。。
ご存知の方も少なくないかもしれません。




環境省が発行している
『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』 では

飼い主に対して
「ペットが社会の一員としての適性を持つべきであることを認識し、
同行避難するために必要なしつけや健康管理を行うこと」

を求める一方、

自治体等に対しても
「飼い主責任による同行避難を前提としながらも、
個人での対応には限界がある場合に備え、
自治体等による支援体制(中略)を整備することは、
被災者が安心・安全に避難するためにも重要」


としています。

ここに「同行避難」という言葉が出てくるのですが、
(ガイドラインには「同行避難」はたくさん使われています)
この言葉をどう解釈するのかによって
いわゆる「ペットの扱い」が大きく異なってきます。

それが今回の熊本地震で如実に表れ、
当事者の方たちの混乱と共に
遠く離れた場所(しかもネット上)での議論につながりました。
報道関連の記事などを読んでも、
混同しているのではないかと思うものがありました。
それらが更に追い打ちをかけてしまったとも思えました。

要するに、このガイドラインで示している
「同行避難」 という言葉の定義を知らず、
または解釈を勘違いした方たちが少なからずおり、
結果として混乱が広がったということなんですね。

このガイドラインには、用語解説として
「同行避難」の定義も載っています。

〇 同行避難
災害発生時に、飼い主が飼育しているペットを同行し、
避難場所まで安全に避難すること。
同行避難は避難所での人とペットの同居を
意味するものではない。


とてもシンプルで明快な定義だと思います。

しかしながら、一般的に飼い主さんたちが考える
“ 避難のカタチ ” じゃないと感じます。
多くの飼い主さんたちが望んでいるのは、
避難所でも一緒にいる事、なのではないでしょうか。

そこで出てくるのが 「同伴避難」 という概念です。
飼い主さんとペットたちが、避難所の同じ空間で
避難生活を送る事を指すようです。


ところで、環境省のガイドラインのどこを探しても
「同伴避難」という言葉は出てきません。
そもそも環境省としての定義は無いのではないでしょうか。
そして「同伴避難」という言葉は
飼い主さんの希望をのせた概念として、
「同行避難」の対義語として生まれた言葉なのだろうと思います。

それが今回、ごっちゃになって ・・・。

ネット上の議論だけでなく、
現地での当事者同士のトラブルはもちろん、
離れた場所からの批判やら意見やらの殺到などなど ・・・・・・・・
色々とあったようです。
それついても、一つ一つ思うところがあるのですが
またの機会に(書ける時があれば)したいと思います。




私自身が思うコト。
それは、こうした定義よりももっと大切なことがあるのではないか
ということです。

その人の立場になって考えてみる
ちょっとずつ我慢して折り合える地点を見いだして
棲み分けをする

それさえできれば、
同行避難とか同伴避難とか、その意味や定義なんて
正しく知らなくてもいいのかもしれません。

実際に、熊本では当初から飼い主さんと一緒に
屋内で避難生活できたという避難所もあったそうですし、
そもそもこのガイドラインが出来る前に起きた東日本大震災でも
ある避難所では、役場の職員さんの計らいで
ひとつの教室をペットと飼い主さんのために用意してくださった
という話を聞いています。

迷惑だ と思う方も思われる方も、
決して良い気持ちはしないものです。
であれば、そう思わずに、思われずに済む方法を
考える方が良いですよね。

スペースが無いといわれてしまえばそれまでなのですが、、、
できれば工夫をすることで “棲み分け” をしたいところです。
一緒に暮していればなんてことないペットのにおいや鳴き声はもちろん、
子どもたちのはしゃぐ声でさえも、
慣れていない方たちにとっては負担になります。
そう考えれば、“棲み分け” は
そこにいる全員にとって良いことになるはずです。

たとえばペット連れ家族がペットと共に過ごせるスペースを確保する。
避難所が学校だった場合に、教室に動物を入れることは
なかなかハードルが高いのだそうです。
であれば、倉庫や昇降口でも良いと思うんです。
屋根があって、壁があって、ある程度の暑さ寒さが凌げる場所。
さすがに全員のスペースは無いよ、という場合には、
シニア犬猫さんや小型犬を優先にしてあげる、とか
2~3日ごとに順番で使わせてもらう、とか、
そこは飼い主さんどうしの譲り合い・話し合いで。

それから、赤ちゃんがいるご家庭にも配慮が必要。
畳敷きの部屋や絨毯敷きの部屋があれば、
ハイハイできて良いかもしれません。

一方だけが負担を感じることの無いように。
“ お互いさま ” の気持ちが大切だと感じます。
そしてこうしたことを
どれだけ 平時 に地域で話し合っておけるかが
とても重要だと感じています。


棲み分けを考える

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